content="width=device-width, initial-scale=1, shrink-to-fit=no, user-scalable=0" id="viewport">
コペンデザイナーと企画から一緒に開発した
カバン誕生秘話をご紹介します
和田さんと殿村さんは、COPENにぴったりのアイテムを日々熟考している。新聞紙や広告などで模型を作成し、サイズ感から使用感まで綿密に確認しながらアイデアを膨らませていく。企画の段階からより完成品に近いものを自作してみることで、最終的に精度の高いアイテムを作り上げているのだ。そんなものづくりが大好きな二人が今回生み出した企画は、1泊2日の旅行を夫婦で楽しむためのCOPEN専用のボストンバッグである。 これは、「これからの長い年月はCOPENと共に夫婦の時間を楽しんでほしい」という想いが込められたユニークなアイテムだ。特に、二人が頭を悩ませていたのは、本アイテムの最大の特徴であるバッグ口部分の仕様。初めはファスナーを使用してみたが、開閉時に両手を使うことが気掛かりであった。「トランクの小さな隙間から手を入れて、財布などの小物が楽に取り出せる」というのがこのバッグのコンセプトであったため、片手でものを出し入れできる方がいいに決まっている。でもファスナーを単に取っただけでは、ボストンバッグなのに通常のトートバッグのように中身が全部見えてしまう・・・。二人はそんな難題を抱えて、ある日本の鞄職人を訪ねた。
そこは、大阪府豊中市にある鞄工場(社名:株式会社i.D.S.)。若い職人が日々、鞄作りという奥深い修行に励んでいる。工場の戸を叩くと「こんにちは〜。」と涼しげな表情で迎えてくれるのが、鞄作りの極意を熟知している宍戸氏だ。“ものづくり”に情熱を持っている三人はすぐに意気投合し、数時間の打ち合わせを終えて試作がスタートした。後日、でき上がったものを見て二人は感動したという。「すばらしい!よく形にできましたね。」COPENに合った丸みのある滑らかな曲線、ポイントとなるバッグ口部分の保形性、シートの革に合った高い耐久性、それは全ての点において高度な縫製技術が詰まった良質な作品であった。 素敵な企画アイデアを見事形にしたのは、バッグの立体感や形状のバランスなどを知り尽くしているからこそできること。また、持ちやすさや使いやすさなど、お客様の立場に立って何度もトライアンドエラーを繰り返し、最高の製品を作り上げるのが宍戸氏のこだわり。そんな職人とデザイナーのプロ集団が協力して仕上げた至極のアイテムが『COPENバッグ』というわけだ。「実際に旅行で使うと本当に便利なんですよ。横になりながらでも物が取れるからね。」と楽しそうにお話する和田さん。使用感のチェックにも余念がない。颯爽と外に出て、COPENのトランクにバッグを何度も入れたり出したりしながら使用シーンを再現した。それは使う人の気持ちを想う、とても素敵な背中だった。
COPENバッグについての最後の打ち合わせが終わると、徐ろに鞄からスケッチと新聞紙でできた模型を取り出す和田さん。「宍戸さん、次はこんなアイテムを考えているんですよ。」その目はまるで子供のように輝いていた。「本当にものづくりが好きなんですよ、この人は。」と、真剣に新商品について語る和田さんを横で笑いながら見守る殿村さん。二人は新しいアイテムを生み出すことに余念がなく、そのアイデアはCOPENも含めてどれも「良いものを届けたい」という情熱で溢れるものばかりだった。
【右】コペンデザイン担当: 和田広文 様 【左】コペン商品企画担当: 殿村裕一 様 コペン商品開発担当 :株式会社i.D.S. 宍戸義勝氏
2019 CHINA BAG FACTORY all rights reserved.